Porsche 911ターボSと718スパイダー。
新世代ポルシェとポルシェターボの乗り味は?
「ポルシェ」スポーツカー好きには、たまならないメーカー。
ポルシェと言えば911でしたが、今の若者は911を知らない人も多数・・
ポルシェ911が誕生してから60年以上。今ではSUVやセダン、ミッドシップ、EVなど、
高いブランド資産を活かした展開をしてます。ポルシェターボは70年代に登場し、
日本では漫画「サーキットの狼/池沢さとし」などで有名に。
718スパイダーの元祖ケイマンが「MF GHOST/しげの秀一」で人気に。
なにかとアイコンになるクルマを製造しているメーカーがポルシェ。
今回、たまたま集合した997ターボSと718スパイダーのプチ試乗ログです。
まずは2012年997ターボSから。この個体は新車時からポルシェセンターで
整備されてきクルマで認定中古車出身。1,150万円で販売中です♪
2012年は991カレラも登場し、併売していた時期です。PDKも最終プログラムでかなり早い動作。
新車当時の乗り出しが2600万円。となかなかのプライス。現代ではデバイス介入も少なく、
比較的小さなサイズで街乗りから高速道路まで快適!530馬力、70Nmはなかなかです。
0-100kmが3秒ちょっと。法律が許せば片手運転で300㎞/h可能だと思われます。
他の997ターボSでFSWのストレートが270km/hがお気楽です。
今では洗練されすぎていない加速感は魅力。昔の930ターボ(4速)はドッカンターボで、
rufの軽量ピストンを入れたチューンドターボは超ドッカン、それでも300馬力ない時代でした・・・
530馬力、、、これでも安全マージンをかなりとっていると思われますw
実質的には991GT2と同じエンジンなのでチューニングすると面白い素材かもしれません!
エンジンがRRらしい若干お尻が重いところは911らしさか?
Porsche 718スパイダー!
4リッター、ミッドシップの718スパイダーのMTモデル。
お客様のおクルマなので点検を兼ねて少しだけ。
ちなみにほぼGT4モデルです。911GT3やGT2と基本思想は同じで優劣はありません。
スポーツカーのレイアウトとしては911より純粋で研ぎ澄まされているとも言える
マシンがケイマン718系でしょうか。
実際にはヨーロッパのGT選手権のGT4クラスで多数活躍しています!
なんと言っても911同様にエンジン&ミッション搭載位置が低い!これは超重要。
ミッドシップの718スパイダーはよりヨー慣性モーメントが小さいのです。
カンタンに言うと、曲がりやすいという事ですね。
さらに718スパイダーのように重心が低いと縦方向が安定しやすいわけなので、
高いコーナリングフォースが得られます。
ちなみにフラットシックス+縦置ミッションというレイアウトは贅沢!です。
もちろん縦置きミッション+RRエンジンも贅沢です。
ちなみにRRはヨー慣性モーメントが大きいので4輪駆動が効いてくるわけです。
ようは振り子原理が高くなるので、お尻を振った状態にかかわらず、前輪で引っ張る事で
ヨー慣性がかかった状態で安定的にダッシュできることになります(たぶんw)。
ランボルギーニやフェラーリ、アウディなどのハイパワーMRがAWDになるわけは理に適ってます。
ちなみにランサーEVO5,6やインプレッサなどはドリフトマシンで自由自在に慣性ドリフトが可能です!
富士スピードウェイの後半セクションは物凄く速く走ることができます。。
でも、やっぱり、スポーツカーを操るマインドは『シンプルなミッドシップ』が気持ち良くて、
スパスパ決まるミッションと小気味吹ふけ上がる4リッターエンジンはNAならでは!!
420馬力 420Nm 8250rpmまで回る高回転志向はGT3系とおなじか・・
絶対的パワーというより、意のままに、ココロのままに動く。
ふつうに街中でも気持ちいい。
ある意味ではすごく贅沢なクルマが718スパイダーでしょう!
サーキットなどを競争ではなく、自分のペースで走ると気持ちいいはずです!
(クルマの性能を楽しめる場所がひじょうに限られます・・・)
ポルシェ997ターボSは60年以上続く911のある意味集大成に近づいたモデル。
718スパイダーはポルシェの走るDNAを純粋培養したモデル。
ガレージに2台あると最高のカーライフだとマジ思います!
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ストックヤード 茨城県結城市鹿窪411
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